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2008年09月19日

タンクに入った水はどこから出る?

tankcut.jpg

逆浸透膜浄水器には必ず貯水タンクが必要です。一般的な浄水器に使用される中空糸膜の100分の1の細かな穴を通すため、1分間にコップ一杯程度の浄水しか出来ません、ですからタンクに貯水してそこから浄水を使用します。

タンクには10~11㍑の純水が貯まり、満水になるとシステムは自動停止します、タンクから2~3㍑の純水を使うと水位が下がったのを感知して造水運転を再開します。

設備のプロの方からもよく質問を頂くのですが、「黄色いチューブからタンクへ純水を貯めているのはわかるんだけど...貯めた純水はどこから出てくるんだい?」「同じ黄色いチューブを通って出るんです。」「...?...」
日本の設備機器は入口と出口がはっきりと分かれているのが一般的なので、入ってきた経路を逆戻りして出て行くのがなかなか理解しづらいようです。

イラストの様にタンクの中には空気のボールが入ってきます、上からボールを押し縮める様に純水を押し込んで行きます。蛇口を開けるとボールが元に戻る力で蛇口から純水が吹き出します。逆浸透膜と蛇口の間の経路に純水が貯まる風船がぶら下がっていると考えると判りやすいと思います。蛇口が閉じていると風船へ純水が貯まって膨らみ、蛇口を開けると風船の純水が吹き出してくるイメージです。

タンクの空気は1年間で2~30%減少しますので、年に1回程度、空気圧の調整が必要です。

アクアカルテック株式会社

投稿者 aqua : 2008年09月19日 21:29