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2010年09月02日

浄水器と汚染物質:硝酸性窒素②

地下水の汚染物質として硝酸性窒素が顕在化しやすいのは井戸水検査の基本項目10~13項目に必ず含まれているからです。硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が基準値を超えた場合、検査機関が井戸の所有者へ勧める改善策は「井戸の堀直し」「逆浸透膜浄水器の導入」となります。

井戸の堀直しは必ずしも良好な水質に巡り会うとは限りません、主に表面に近い土壌が影響する硝酸を避けて深井戸に掘り直したところ、今度は深層土壌由来の砒素が基準値を超えてしまったなど深刻な話もあります。井戸を掘る費用も深くなれば当然高くなりますし。

硝酸の原因物質はタンパク質です、硝酸はタンパク質の分解過程の物質で土壌内のバクテイリアの分解容量を超えなければ全て分解されて地下水に残る事はありません。それが大量の畑やゴルフ場の肥料、家畜の屎尿などが投入されるとバクテリア分解出来ずに地下水で検出されてしまいます。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2010年09月02日 09:05