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2011年11月02日

キセノン133

福島第1原発2号機で半減期が短いキセノン133等の放射性物質が検出された可能性があるとのニュースがありました。これが事実であれば核燃料が核分裂反応を起こして、まだ燃えている状態である事を意味します。

政府は冷温停止状態にあると報じていましたが、識者の方の意見ではそうではないとも。

原子炉は本来、圧力容器に核燃料が閉じこめられていて、更にその外側を強固な格納容器で覆う事で、万一の場合でも放射性物質が外部に漏れ出さない様にしている訳ですが、冷却水の無くなった圧力容器内の核燃料は核分裂反応が活発化して大変な高温によって溶け落ち、更に圧力容器を溶かし破って格納容器に落ち、更に格納容器を突き破って原子炉建屋の床すら突き破っているのかもしれません。

現在放射線量が高く原子炉建屋内に誰も入れない状況ですから、その現状を正確に知ることはかないません。

政府は圧力容器の底の部分の温度を測り、それが低温になっているので冷温停止に近づいたと報じますが、核燃料は既に溶け落ちて、その付近には熱源である核燃料が無い可能性が高いと言われています。

米国スリーマイル島の原発事故はまだ格納容器内に残っていたので核燃料の回収が可能でしたが、格納容器からも溶け落ちているとしたら、原子炉建屋の床に散らばった、あるいは床を貫通して地盤へ溶け落ちている核燃料を回収する技術を0から開発しなければならないということです。

スリーマイル島原発事故は30年以上経て、今なお廃炉作業を続けています、福島第1原発の状況はそれよりずっと深刻な状態である可能性が高いのです。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2011年11月02日 08:58