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2015年09月13日

未だ続く、浄水器とミネラルの話

浄水器の宣伝文句で未だによく見かけるのが「有害物質は除去してミネラルは残します」です。日本語の文章はその解釈に幅がありますから厳密には嘘とは言い切れない表現ですが、この宣伝文句を読んだ消費者の方は

「有害物質は全部除去するのに、体に必要なミネラルだけ残して理想的な水が造れる浄水器なんだ」

と解釈するのではないでしょうか?でも、その様な宣伝文句を表記した浄水器の現実的な性能に即して解釈すれば次の様な補足説明書きが必要でしょう。

①サイズの大きな有害物質は除去できます。
②活性炭で吸着出来る有害物質も除去出来ます。
(注:活性炭が吸着出来る量は意外と少ないので有害物質毎にフィルター耐用期間はメーカーにお問い合わせ下さい。)
③①、②以外の有害物質もたくさんありますが、それは除去できません。
④水に溶けてイオン化しているミネラルは小さいのでフィルターをほぼ100%通過してしまいますから浄水に残ります。
⑤浄水に残るミネラルはカルシウム、マグネシウムなど人体に有用とされるものから、鉛、水銀、ヒ素、カドミウムなど、人体に有害なミネラルまで全て浄水に残りますが、一部活性炭で吸着出来るミネラルは少し量が減ることがあります。
⑥放射性物質については塵状の大きな状態なら除去可能ですが、水に溶けて小さく(イオン化)したものについてはミネラルと同様、ほぼ100%通過いたします。

これは放射性物質の除去が出来る!除去性能が証明された!と宣伝している外国製浄水器を蒸発残留物測定器(TDSメーター)で計測しても水道水と浄水で数値が全く下がっていない事実から断言できます。

アクアカルテックの逆浸透膜浄水器をご購入されたお客様が元から使っていたいくつかの有名な外国製浄水器、蒸発残留物測定器の数値が水道水と全く同じでした、それは水に溶けた放射性物質が水道水に存在するとしたら、全く除去出来ない事を証明しています。

浄水器は夢や魔法のアイテムではありません、除去できる有害物質、除去できない有害物質、明確な理由と仕組みがあるのです、水に溶けてイオン化したミネラルを体に良いものだけより分けて残す様な都合の良い魔法はありません。

アクアカルテック・ホームページ

投稿者 aqua : 2015年09月13日 06:57