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2011年11月14日

低い放射線量

浄水器の取付工事やメンテナンスにお伺いして話題となるのは、やはり原発からの放射能汚染です。現在の弊社ユーザー様の意識は逆浸透膜浄水器によって水からの放射性物質を除去して内部被爆を少しでも減らすことに向いています。

一度に大量の放射線を浴びれば即ち生命の危機となりますが、低い放射線量を長期間、浴び続けることに対してのデータは広島、長崎の原子力爆弾で被爆した人々の7万人位だと思いましたが追跡調査記録があります。

但し、このデータも原爆投下後、5年経過してからのデータである事、福島原発に比較すれば恐らく放射性被爆の持続時間等が短く、現在の状況に完全に重ねる事は出来ないのだと思います。

放射性被爆に慎重な立場の識者は年間1ミリシーベルトを守るべき、これは影響が明確で無い事象に対して、より安全側に配慮するのは、出来うるのであれば当然のスタンスだと思います。

一方で放射線被曝の人体への影響を低く見積もろうという立場の方は年間100ミリシーベルト以内なら、明確なガンの発生率の上昇等は確認出来ない、酒や煙草よりも害がないと言います。

明確に判断出来ない事象であれば、自分はともかく子供はより安全側を歩かせたいと考えるのは普通の親御さんだと思います、子供は酒も煙草も嗜みませんから。

低放射線量被爆の人体への影響は基本的に晩発生ですから、10年、20年経過して罹患したとしても、その時には何が原因であるのか判らず、放射線との因果関係を立証する事は出来ないでしょう。

広島、長崎のデータから読み取れる事は放射線量がどんなに低くても、被爆量が僅かに上がれば、その分、僅かに放射線が原因と見られる疾病の罹患率が高まり、ここまでなら大丈夫という閾値が放射線についてはとれないという事です。

それを僅かな差だから無視して良い、気にしても仕方がないと考えるのか、出来ること考えて実践して行くのかは人により、置かれた環境により判断の分かれるところでしょう。

現在、私の住んでいる場所付近で公表されている空間放射線量は平常時0.02マイクロシーベルトの約2倍の数値を示しています。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2011年11月14日 18:20