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2013年04月03日

放射性物質が除去出来る浄水器かどうか?の簡単な見分け方①

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浄水器で放射性物質が除去出来るのか否かについて、あちこちのQ&Aなどを見ても未だに要領を得ない不確かな回答を目にします、その辺が放射性物質を実際には殆ど除去できない浄水器が目くらましに使いながら消費者の方を欺く宣伝、販売を行っている原因になっている様に感じられるのです。

消費者の方が求めている情報は、水に溶解して浄水場では除去できない極小サイズのイオン化した放射性物質が除去できるかどうかが、真に知りたい情報なのであって、汚染地域の湖沼から採水した水に含まれる大きな塊状(大きなといっても微粒子ですが)の放射性物質が除去できたとか出来ないとかの話とはかなり乖離があります。

水に溶解してしまった放射性物質を除去できる可能性が有る浄水器なのか?全く除去できない浄水器なのか?について実は簡単な実験で確認する事が出来ます。

ここで除去できる「可能性がある」浄水器と書いたのには理由がありますので、それについては後ほどご説明します。

話を戻しますがTDSメーターで原水と浄水の不純物濃度を比較すれば、浄水器の性能は一目瞭然、浄水器の性能を判定する事が出来ます。

結論としては、浄水のTDSメーターの数値が原水より下がらない浄水器は、例えどんなデータを並べ立てようとも、水に溶解してイオン化した放射性物質を除去する能力が無いと言えます。

一方でTDSメーターの数値が下げられる浄水器は水に溶けてイオン化した極小の放射性物質を除去する事が可能です。

TDSメーターで何を計測しているのかというと、それは水の電気抵抗、電気の流れる量です。不純物の無い純水は電気抵抗が高く、殆ど電気を流しませんが、水に溶解した不純物が多くなると電気が流れる様になります。

水に溶けて小さくなった不純物はイオンとなり+または-の電荷を持って水中に溶けています、この不純物イオンが電気を流す仲立ちをする訳です、放射性物質となったセシウムやストロンチウムなども水に溶ければ当然イオンとなりますから一般的な不純物イオンと同様、TDSメーターにカウントされます。

放射性物質だけを計測している訳ではありませんが、放射性物質が溶けて水道水に含まれているとすれば当然、TDSメーターの数値に反映されますので、TDSメーターの数値が下げられない浄水器は水に溶けた放射性物質を除去する能力が無い訳です。

水に溶けきらない大きな粒子の放射性物質があるとしても、大きな粒子ならば浄水場で殆どが除去されるはずです。問題となるのは浄水場で分離除去出来ない、イオンまで溶解した極小サイズの放射性物質なのです。

TDSメーターは弊社販売価格でも¥5,250-、電池式で何回も測定出来ます、TDSメーターを利用する事により浄水器の除去性能をいつでも確認する事が出来る訳です。
浄水器にそれなりのコストを掛けるのであれば、TDSメーターの¥5,250-は決して高額では無いと思います。

TDSメーターの数値を下げられる程の除去性能を持った一般的な浄水方式は何かと言いますと、「逆浸透膜方式」「蒸留式」「イオン交換式」の3通りです。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2013年04月03日 19:44