浄水器HPへ戻る

« 津波の塩害対策で逆浸透膜式の浄水器を① | メイン | 浄水器 設置事例:ACRT-550MPS I様 市原市 »

2013年06月27日

津波の塩害対策で逆浸透膜式の浄水器を②

CIMG0654_008.jpg

一日にトン単位の水量が必要となると、基本的には工業用の大型浄水器が必要となりますが、逆浸透膜の大型浄水器は数百万クラスのコストとなりますので農家の方にとってはコスト負担が大きすぎます。

そこで比較的安価な価格設定をしているアクアカルテックの逆浸透膜浄水器ならどうか、と実証実験を行う事となりました。

弊社最大の浄水器であるLC600HP/SEでも時間当たりの浄水能力は80リットルほどですから1基の浄水器ではとても足りません。一基目で地下水の塩分が逆浸透膜式の浄水器で充分除去出来る事は確認出来ました。除去率としては90%位の値です、そうなると後は水量の問題が残ります。

簡単な対応としては一基で足りなければ二基で水量を確保する事になりました、二基でも決して余裕のある水量ではありませんが、二基の浄水器のコストは100万円以下ですので、工業用の逆浸透膜浄水器を調達するよりはかなりローコストに納まります。

現場では一旦、地下水をくみ上げて貯水タンクへ貯めて、貯水タンクから配水ポンプで浄水器へ給水します。浄水器では浄水と排水が出てきます、浄水は貯水タンクへ貯めて農作物への散水に使用します、ここでは苺の栽培へ使用します。

一方、排水は純水を抜き取った分、塩分濃度が倍くらいに濃縮されていますので、その辺に撒いてしまうと、また地下へ浸透してしまいますので、20m以上ホースを延ばして排水路へ捨てる様にしてあります。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2013年06月27日 12:05