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2014年06月13日

高額な逆浸透膜浄水器について②

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前回の他社製逆浸透膜浄水器からアクアカルテックの浄水器へ入れ替えのお客様、毎年のメンテナンス費用が非常に高額な事に悩んでいらっしゃいました。

前回のメンテナンスの時には「部品交換も必要で総額で10万円以上掛かるので新しい浄水器に買い替えた方が良い」と言われて温厚なお客様も堪忍袋の緒が切れて、「もうこの浄水器は使わないから」と追い返してしまったそうです。「普段は人を追い返すような事はしないのだけど...」と。

それからインターネットでアクアカルテックを探して頂き、今日の浄水器取付工事となりました。

先ず、既存浄水器の取り外しから始めるのですが、浄水蛇口からはもう水が出ないのに貯水タンクがガチガチに重いのです、浄水器のメンテナンスをする時にタンク内ダイアフラムへ空気圧の補充を恐らくしていない様です。

逆浸透膜浄水器を1年間使用すればタンクの空気圧は20%位減少しますので、毎年の浄水器メンテナンスでタンクの空気圧調整を行うのは必須事項です。タンクの空気圧調整が出来る事を知らない業者がいるとは考え難いのですが、知らないのかも知れません。

空気圧が下がってくると蛇口からの吐水速度が下がり、極端な場合にはタンク内の浄水を押し出す力がなくなり、使える浄水の量も少なくなってしまいます。他のお客様ですが浄水器が古くなったので新しい浄水器と入れ替えをしなければならないと言われた方がいらっしゃいましたが、何の事はない、ただ空気が抜けていただけでした。

空気が抜けたまま使用しているとダイアフラムに孔が空き、本当にタンクが使用できなくなる可能性が高くなります。

信じ難いですが、悪意にとればわざと空気圧調整を行わずに、買い替えの理由付けに利用したのかもしれません。

話は戻りますが既存のタンクを取り外して、上部に設置されているタンクボールバルブを触って、ギクッとしました。

手で触れただけで簡単に回転してしまうのです、本来シールテープを巻いてしっかりと取り付けられるべき部品です、これではお客様がシンク下のタンクを移動された際に水漏れを起こしてしまいそうです。

何故、こんなに緩く設置してあるのか、事務所に戻って、他のスタッフと意見交換をしていると、締め付け過ぎてタンクボールバルブを破損してしまうのが怖いからではないか、との結論に至りました。

写真左側が他社で使用されていたタンクボールバルブ、右側がアクアカルテック使用しているタンクボールバルブです。鉄製のタンク雄ねじへプラ製のタンクボールバルブをねじ込み過ぎれば、確かに破損の可能性はあります。タンクボールバルブの雌ネジには内から外へ力が掛かり続けますから5年、6年経つうちには亀裂が入って破損、水漏れとなる事もありえます。

実際、アクアカルテックでもタンクボールバルブに亀裂が入って水漏れを起こした事例があり、その後は右側のタンクボールバルブの様に金属環で補強された部品以外は使用していません。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2014年06月13日 17:39