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2016年07月11日

逆浸透膜の交換時期は?

逆浸透膜式浄水器は文字通り、メインフィルターに逆浸透膜を使用しています、この逆浸透膜の働きによって完全に水に溶けた有害物質も95%以上の高率で分離除去する事が可能になります。

浄水器のフィルター交換/メンテナンスは年に1回をお勧めしていますが、毎年、逆浸透膜を交換する訳ではありません。

毎年、逆浸透膜の除去率、目詰まり具合を確認しながら、交換の必要が有るかどうかを判断して行きます。

50GPD(24時間稼働させたと仮定した時の造水量が50ガロン=189㍑)の逆浸透膜フィルターが新品の状態で除去率95%以上、造水速度180ml/分前後がアクアカルテック浄水器の出荷検査のスペックですので、95%と180mlの二つの数字がベンチマークとなります。

除去率での交換指標は90%、90%を割り込んでいれば即交換をお勧めします、90%を超えていてもお客様の使用頻度、原水水質などの個別傾向から、今回のメンテナンスから先、1年間で90%を割り込む事が予想される場合は、早めの逆浸透膜交換をお勧めする場合もあります。

目詰まりでの交換は1分間に110mlを割り込んだ場合、但し、逆浸透膜式の浄水器は多くの部品から構成されている為、造水速度の低下は逆浸透膜の目詰まりでは無く、電動増圧ポンプの不良による圧不足や途中経路の通水不良など点検すべき項目が多くなります。

目詰まりでの交換は使用量が多い方や原水が井戸水の方に多い症状となります。

毎年、浄水器の定期メンテナンスを受けているお客様で逆浸透膜の交換頻度は5~6年位に1回の方が多いですね。

逆浸透膜の性能は浄水器の性能を決めるフィルターで、逆浸透膜が劣化した場合は他の、前処理、後処理フィルターを交換しても浄水器の性能は改善しません、前処理フィルターは逆浸透膜を保護してフィルター寿命を延命させるのが目的ですから、年に1回の定期的な交換が重要となります。

アクアカルテック・ホームページ

投稿者 aqua : 2016年07月11日 17:20