浄水器アクアカルテックHPへ戻る

« 2012年02月 | メイン | 2012年04月 »

2012年03月28日

浄水器 設置事例:LC600HP/SE 農村工学研究所様

600hpx2.jpg
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所様では宮城県で海水が混入した農業用地下水の浄水実験をされています。

津波に依って地下水へ侵入した塩分は長期間留まり、農業用水として使用出来なくなってしまいます。
今回は苺栽培用の地下水の浄水で塩分を除去する事が目的となります。

水に溶けた塩はナトリウムイオンと塩素イオンとなり、通常の浄水方式では分離出来ませんので逆浸透膜浄水器の出番となります。海水淡水化用の逆浸透膜は特殊な規格となりますが、地下水の汚染濃度は海水の塩分濃度3%と比較すると非常に低いので淡水用の逆浸透膜でも充分な効果が確認できました。

最初はLC600HP/SE浄水器を一台で運用されていましたが、量的に足りないとの事で浄水器を2台で並列運転されています。

LC600HP/SEがアクアカルテックでは最大容量の浄水器ですから、これ以上の造水量を求めると2台又は3台並列運転となります。

他のメーカーさんではもっと容量の大きい逆浸透膜浄水器もありますが、一般的な価格が弊社と比べると3~4倍となりますのでLC600HP/SEを複数台繋いだ方がずっと経済的な訳です。

複数台となると配管が多少複雑にはなりますが、万一の故障時も全ての浄水器が一斉に故障する事は確率的に低いので、パワーダウンは有っても浄水システムは止まらずに作業を続けられるメリットがあります。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 17:09 | コメント (0)

2012年03月12日

浄水器 設置事例:LC300HP/SE 八街市 U社様

SN3D0070_0001.jpg

U社様は主に製パンとお菓子の工場です、製パンの場合は小麦粉を練るときの水が主ですから、それほど大量の水を必要とする訳ではありません。

小さなパン屋さんであれば家庭用の浄水器でも充分ですが、工場となるとやはり業務用の逆浸透膜浄水器の出番となります。

今回は浄水器LC300HP/SEに44㍑の貯水タンクのセットとなっています。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 11:31 | コメント (0)

2012年03月09日

トリチウムは逆浸透膜浄水器でも除去できない?

トリチウムは三重水素の事でして、通常の水素原子の原子核が陽子1個で構成されているのに対し、トリチウムの原子核は陽子1個、中性子2個で構成されています。

半減期約12年、β崩壊により電子を放射線として発します。

正常な原子炉からも日々放出されている物質だそうです。

自然界では水分子の形態をとるため、逆浸透膜浄水器、蒸留、イオン交換等いかなる浄水方式でも分離は不可能だと思われます、非常にやっかいな放射性物質です。

但し、放射線のエネルギーが非常に小さいので透過力が殆ど無いのが救いですが、水分子だけに人体の至る所へ入り込む余地が有り、あまり楽観してはいけないのかもしれません。

もう一つの見方として、他の放射性物質の様に水に異物が溶けるのでは無く、水そのものですから、拡散速度は恐らくとても速く、一定点で高濃度の汚染に曝される事は無いのではと考えます。

トリチウムの情報は殆ど耳にしませんが、震災直後や現状の検出量の推移のデータがあれば見てみたいです。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 17:38 | コメント (0)

2012年03月07日

浄水器 設置事例:ACRT-550MPS 習志野市 M様

SN3D0070_001.jpg

M様のお宅は全て引き出しタイプのシステムキッチンです、引き出し奥にはひな壇形の横引き配管スペースがせり上がっていて、このままでは引き出し奥へ浄水器本体を置く事も出来ず、浄水器本体、貯水タンクを引き出し収納上に置くしか選択肢がありません。

浄水器を設置する前に設置状況の下見へお伺いしてM様とご相談させて頂いたところ、奥のひな壇部分をM様が撤去して頂けると言うことでお話がまとまりました。

M様のご主人が非常に器用な方で奥のひな壇部分を綺麗にカットして下さいました。ACRT-550MPSの浄水器本体がすっぽりとはまっています。写真では載っていませんが左半分にはカットされたひな壇上部の板が塞ぎ、ひな壇部分から浄水器の上半身だけが覗いている様な仕上がりになります。

私どもでも奥のひな壇を撤去する事は出来ますが、綺麗に出来るかと思うと二の足を踏んでしまいます。
今回はM様のご協力の御陰でとても綺麗に浄水器を設置する事が出来ました。

貯水タンクだけは引き出し上に横置き設置となっています。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 11:55 | コメント (0)

2012年03月01日

放射性物質を活性炭の浄水器で除去できますか?③

日本放射線安全管理学会 活性炭」で検索すると資料が出てきました。

資料内容を見ると主に雨水を採取してポット型の浄水器で除去性能試験を行っています。これは水道水とかなり前提条件が異なってしまいます。大気中に放出された放射性物質は塵に付着して粒子の大きな塊で雨水に混入しています。

大きな粒子の放射性物質は浄水場の擬集沈殿で大部分が除去されますから、今回の様に水道水から放射性物質を除去したいという観点からのデータとしてはあまり意味が無いでしょう。

この資料の中にもある日立市の雨水:6980ベクレル 浄水場の水19.8ベクレル(いずれもヨウ素131)をみても浄水場で大部分が除去されています。

それでも尚、水道管まで残留するのは水に溶解してイオン化した放射性物質ですし、一般のご家庭で除去したい放射性物質の状態は正にイオン化した放射性物質ですので雨水に含まれた大きな粒子の放射性物質が高率で除去できたから一般的な家庭用浄水器が有効であると断じる証拠にはならないでしょう。

放射性ヨウ素、放射性セシウムの除去が出来るのならば通常のヨウ素イオン、セシウムイオンは当然除去出来るはずですから、ヨウ素、セシウムの溶液で除去性能試験を行った方が簡単かつ非常に近似的なデータが得られると思います。

逆に通常のヨウ素イオン、セシウムイオンが除去出来ない浄水器であれば放射性ヨウ素、放射性セシウムを除去できる通りはありません。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 09:21 | コメント (0)