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2014年06月07日

井戸水用の浄水器という訳ではないのですが...

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「井戸水用の浄水器を探しているのですが......」、これはよく頂戴するお問い合わせ内容です。でも逆浸透膜浄水器は井戸水用に限定した浄水器という訳ではないのですが.....

井戸水と水道水は何が違うのでしょう、どちらも透明な水である事に違いはありません、井戸水は地下水、水道水の原水は主に河川水(表層水)と区別する事は出来ますが、大きな違いは国が定めた安全基準、水道水質基準について有害物質などが基準値以下であることが確認された水(=水道水)とそうではない水(井戸水)となります。

水道水質基準の中には一見して有害性の高そうな「水銀」「ヒ素」「六価クロム化合物」「カドミウム」などが並んでいます。水道水ならこの様な有害物質は当然基準値以下の水が浄水場から各家庭へ配水されていますが、井戸水の場合は有害物質が基準値を超えて検出されてしまうケースもあります。

水に溶けた有害物質は基準値を超えて人体に有害なレベルに達していたとしても、水に色がついたり臭気を感じたりする様な量ではありませんから、通常、人が感覚的に感知出来るものではありません。

水に溶けた有害物質はイオン化して、その大きさは原子1個と同様の大きさとなる物質もありますので、安全な水道水使用を前提とした精密ろ過膜程度の浄水器では、フィルターの孔があまりに大きすぎてイオン化した有害物質は全て通り抜けてしまいます。

逆浸透膜式の浄水器はイオン化した有害物質も95%位除去する事が出来ますから、水道水だけではなく、井戸水でも条件が合えば使用出来る訳です、条件が合えばというのは95%除去だと5%残りますから、基準値の20倍を超える様な高濃度汚染には対応出来ません。

水道水で浄水器をお使いの方は美味しい水が飲みたいというよりは、安全な水を求めての方が殆どだと思います、つまり水道水=安全な水とはお考えになっていないはずですが、何故、水道水にしか使用出来ない浄水器をご利用になるのでしょうか。

日本の水道水質基準は50項目ですが、米国では240項目以上です。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2014年06月07日 12:45