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2015年03月04日

酸性アルカリ性と常在菌②

酸性の環境下では人体に有用な細菌が優性になり、アルカリ性の環境下では人体に有害な細菌が優性になるとお話ししました。

石けんは基本的にアルカリ性ですが、肌に配慮したボディソープなどは弱酸性に調整された商品もあります。弱酸性の洗剤であっても皮膚を洗浄するということは表面の細菌を洗い流してしまう事には変わりはないので、最近では皮膚を石けんで撫でるように洗うだけに留めるとか、石けんを使わずにお湯で流すだけで充分であるなどがトレンドとなってきている様です。

皮膚表面の常在菌を洗い流してしまっても毛穴などに、残った菌が1時間程度で繁殖し、元に戻るそうですがナイロンタオルなどで肌を削り取る様な洗い方だと元に戻るのに時間が掛かりそうです。

石けんやボディソープを使わないとなると、大量の広告宣伝費を投入している洗剤メーカーに異を唱える行為ですから、テレビなどでは大きく発信はされにくいですよね。

一方で美容業界の常識としては頭皮を守るため、洗髪後は速やかに乾燥させるのだそうです、湿潤環境では雑菌が繁殖するからというのが理由です。

常在菌が肌を保護する話と相反してしまう様にも思えますが、一般的なシャンプー/リンスはシャンプーがアルカリ性で、洗髪後に酸性のリンスで頭皮の状態を弱酸性に戻す役割があります。

その後、リンスを洗い流す水ですが、水道水の場合は弱アルカリ性にの場合が多く、洗髪後に髪を濡れたままにしておけば、頭皮がアルカリ環境下に置かれると思います。

アルカリ性の水は油分を溶かしやすく、頭皮の油分を持って行かれると共に、頭皮がアルカリ環境下に長時間曝される事を考えれば、やはり、洗髪後は速やかにドライヤーで乾燥させた方が良さそうです。

逆浸透膜式の浄水器の純水は水道水のpHにもよりますが、中性から弱酸性になる場合が多いので洗髪リンス後にリンスする水として使うお客様が多くいらっしゃいます。

アメリカから浄水器を輸入した時の取扱説明書にも「洗髪後のリンスや洗車の仕上げ水に」と記載がありました。

私も冬場の乾燥時期は頭皮が荒れたりしますので、2㍑のペットボトルに浄水器の純水を汲んで、お風呂を沸かすときに入れておきます、お風呂が沸くとペットボトルの中の純水もいい温度になっています。

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投稿者 aqua : 16:14 | コメント (0)

2015年03月03日

酸性アルカリ性と常在菌①

人間の体は約60兆個の細胞で形作られています、その人間の体内には約100兆個の細菌が住んでいて、皮膚表面には1兆個の細菌が住んでいるそうです。皮膚1平方cmに数万個の細菌がいる勘定になりますから、皮膚表面を覆っている様なイメージでしょうか。

表皮に住んでいる細菌の代表的なものに表皮ブドウ球菌があります、名前は似ていますが食中毒などを起こす黄色ブドウ球菌とは異なります。表皮ブドウ球菌は皮脂腺から分泌される汗などの成分を分解して脂肪酸を作ります。

人間の肌が弱酸性に保たれているのは表皮ブドウ球菌などが作る脂肪酸のおかげです。弱酸性の環境を作る事によって、人体に有用な表皮ブドウ球菌等の活動しやすい環境となります。一方で黄色ブドウ球菌など人体に有害な細菌の多くはアルカリ性を好むため活動しにくくなります。

人間の皮膚の下、つまり血液はpH7.4の弱アルカリなので、一旦、皮膚に傷が出来ると黄色ブドウ球菌が活発に繁殖してしまうので、傷のある手で握ったおにぎりなどが食中毒の原因となる事があります。

人間の皮膚は共生している常在菌による弱酸性のバリアによって有害な細菌などから守られている訳です。

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投稿者 aqua : 10:29 | コメント (0)

2015年03月01日

井戸水と浄水器

「逆浸透膜式の浄水器は井戸水でも使用できますか?」と、よくご質問を頂きます。
大抵の浄水器には「水道水専用」と記載されていますから、水道水専用となると水道水以外の水には使用出来ないという事を示している訳ですが。

国内で水道水以外と考えると、先ず井戸水(地下水)、それに少数ですが沢水、河の水、雨水等が考えられます。

これらの水は水道局が監視調整している水ではありませんので、井戸水などは特にヒ素、フッ素、硝酸製窒素など有害物質が飲用基準値を超えてしまう場合も珍しくは有りません。

この様な「有害物質が含まれた水に対しては対応出来ません」というのが「水道水専用」の本来の意味する処なのです。

逆浸透膜浄水器は殆どの有害物質に対して95%以上の除去性能を持って安全な浄水を造る事が出来ます。そんな優れた性能を持つ逆浸透膜式の浄水器ですが、14年余りのアクアカルテックの経験の中では、希ですが、いくつか除去しにくい有害物質が有り、その場合に特別な対応方法が必要で有る事も判ってきました。

一概に「井戸水」であるから不安で、と括るのでは無く、どの様な有害物質が検出されて、どの位、検出されているのか、その検出量は基準値の何倍なのか、浄水器で飲用可能な水に浄水する事は可能なのか、逆浸透膜浄水器はそれに答えが出せる浄水器です。

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投稿者 aqua : 10:58 | コメント (0)