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2013年04月08日

放射性物質が除去出来る浄水器かどうか?の簡単な見分け方③

放射性物質を除去したいのが理由で浄水器を導入されて、放射性物質について不安を強くお感じになっているのでしたら、TDSメーターで浄水器の除去率をチェックされる事をお勧めします。

TDSメーターによる除去率チェックは非常に簡単、短時間で行えます。コップに汲んだ水道水の不純物濃度(ppm)を計測、浄水器の浄水をコップに汲んで同じように計測、これだけです。

ペンシル型のTDSメーターの先をコップの水に浸けるだけで、水道水と浄水器の水のppm濃度比較が出来ます。

これで水道水よりppm濃度が下がらない浄水器は水道水に溶けた放射性物質を除去する力はありません。一方でppm濃度を下げられる浄水器は水に溶けてイオン化した極小の放射性物質も除去できる可能性があります。

ここ「除去できる可能性がある」と表現した理由をご説明させて頂きます、
放射性物質には実に多くの種類がありまして、原発事故で問題となったヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウムなどはその極一部に過ぎません。

一括りに放射性物質が除去できますと言ってしまうのは問題があります、問題となった物質に限定して述べたとしても、それぞれの放射性物質についての公信力を持ったデーターが殆ど存在しません。

通常のヨウ素、セシウムを超純水へ溶かして浄水器の除去性能試験を行えば、放射性ヨウ素、放射性セシウムと同様の結果が得られると推測出来ますが、放射性物質を使用した試験データーでは無い、と言われてしまえばそれまでです。

じゃあ汚染地域の湖沼で採水して試験を行ったたらどうかとなりますが、これも前に書きましたが、粒子の大きな放射性物質が混ざれば、それは精密濾過膜程度の浄水器でも除去出来てしまいますし、水道水に残留するイオン化した極小の放射性物質の除去とは全く条件が異なってしまう可能性があります。

また放射性物質の中には逆浸透膜や蒸留、イオン交換でも全く除去出来ない物質もあります、水素に中性子が入り込んだ三重水素とも呼ばれるトリチウム、これは自然界で酸素原子と化合して水分子そのものとなってしまうので除去する方法がありません。

放射性物質の除去についてはこの様な問題がありますので、簡単に「除去できます」とは言い難い訳です。

トリチウムは別として多くの元素は水に溶けてイオンとなり電荷を持ちます、これは放射性物質でも変わる事はありません。ならば、電荷を持つイオンの存在量によって計測値が変化するTDSメーターでは放射性物質イオンも含めて、水中のイオンの量を計測していますから、この数値を減少させられる浄水器は水に完全に溶けたイオン性の放射性物質をも除去できる可能性があるのです。

長文になってしまいましたが、情報をなるべく正確にお伝えしようとすると、多くの言葉が必要としてしまいます、短い言葉で簡単に白黒をハッキリさせられれば簡単なのですが。

今回このような長々とブログを書いてしまったのは、お客様のところで実際にあった事がきっかけになっています、弊社では浄水器の導入をご検討頂いているお客様へデモ機を無料貸出しています。

そのデモ機をお持ちした時に他メーカーのデモ用浄水器も一緒にお試しされていたのですが、その浄水器の営業マン曰く「放射性物質も除去できます」と説明されたそうです。早速、TDSメーターで計測したところ、水道水が88ppm、弊社デモ用浄水器の浄水が3ppm、「放射性物質も除去できます」と説明された浄水器は89ppm、測定誤差は当然ありますが、水道水から全く数値が下がっていません。

この浄水器はネット上では有名な外国製浄水器で浄水性能世界No1、NSF認証と宣伝されている商品です。これは詐欺ではないのでしょうか。

このお客様は理科系の方だったのでTDSメーターの数値の意味するところを直ぐにご理解頂く事が出来、弊社逆浸透膜式の浄水器をご購入頂いています。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 16:40 | コメント (0)

2013年04月04日

放射性物質が除去出来る浄水器かどうか?の簡単な見分け方②

逆浸透膜方式の浄水器もイオンが持つ電荷を利用して不純物イオンを分離除去しています。仕組みの詳細は「逆浸透膜の分離メカニズム」をご覧下さい。

蒸留式の浄水器は熱で水を蒸発させ水蒸気を集めて浄水を造ります、逆浸透膜浄水機と同様、純度の高い純水を造る事が出来ますが電気ヒーターで過熱する為、エネルギーコストが非常に高くなります。一般家庭用に出回っているタイプですと4時間掛けて2㍑の造水とか、かなり効率の面で問題があります、4時間の間中、水を沸騰させ続ける訳ですから電気代もかかります。

逆浸透膜方式による膜分離はエネルギーコストが低いのが利点です、造水速度が遅いとはいえ、家庭用ユニットで8㍑/時間位は純水を造れます。

最後にイオン交換式ですが、「イオン交換式の浄水器」と言っても逆浸透膜以上になじみのない言葉かもしれません。

イオン交換式、イオン交換樹脂は単体で浄水器の濾材として使われるケースは少なく、活性炭などに添加されたり、最終工程のフィルターとして浄水の出口に装備されたりします。

これも不純物イオンが持つ+又は-の電荷を利用して不純物イオンを吸着除去します。ビーズ状の樹脂を詰め込んだフィルターケースへ水を流し、水中の不純物イオンをビーズ状の樹脂表面へ吸着して陽イオンの換わりに水素イオン(H+)を、陰イオンの換わりに水酸基イオン(OH-)を放出します。

水素イオンと水酸基イオンは結合して水分子となりますので、浄水から不純物イオンが除去される訳です。イオン交換式の場合に問題となるのがフィルター寿命です、樹脂表面への吸着ですので、スキューバの酸素ボンベの様な特大サイズのフィルターならともかく、家庭用浄水器サイズのフィルターとなると、その処理水量は決して多くありません。

例を挙げますと、逆浸透膜浄水器でも、より純度の高い純水を得る為にイオン交換フィルターを最終工程に装備する事があります。コンパクトタイプのフィルターですが容量は360cc位あり、家庭用浄水器のフィルターとしてはまあまあの容量です。

このイオン交換フィルターの寿命はというと、不純物イオン量5ppmの時に1000㍑となります。逆浸透膜浄水器通過後の僅かに残った不純物イオンを除去するのなら1000㍑の寿命ですが、都市部の水道水での不純物量80~150ppm、仮に100ppmとすると、たったの50㍑しか使用出来なくなります。

地方の水が綺麗な地域なら水道水でも不純物量が30ppm以下の場所もありますので160㍑位使用出来ますが、1日10㍑使用すると考えれば半月毎にフィルター交換をする必要がありますので、一般家庭で使用するにはフィルターコストが大きすぎる様に思います。フィルター交換時期の判断は、やはりTDSメーターで除去率計測をして行うべきでしょう。

寿命の短いイオン交換樹脂ですが、浄水器のフィルターとしては時に便利に?問題のある?使われ方がされている様です。例えば活性炭フィルターへイオン交換樹脂を添加すればどうでしょう?活性炭では除去できない物質、放射性物質も除去できます、その効果が持続するのが非常に短くとも、フィルター通水開始後、数十㍑は高い除去性能を叩き出す可能性があります。

消費者の方にとっては定められたフィルター寿命の間、最初から最後まで同様の除去性能が持続する事を当然に信じて浄水器を使用するのですが、活性炭へイオン交換樹脂が添加された浄水器を使用されていれば期待通りにはなりません、酸素ボンベ大の特大な浄水器なら別ですが。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 17:00 | コメント (0)

2013年04月03日

放射性物質が除去出来る浄水器かどうか?の簡単な見分け方①

tsdmeter_001.jpg

浄水器で放射性物質が除去出来るのか否かについて、あちこちのQ&Aなどを見ても未だに要領を得ない不確かな回答を目にします、その辺が放射性物質を実際には殆ど除去できない浄水器が目くらましに使いながら消費者の方を欺く宣伝、販売を行っている原因になっている様に感じられるのです。

消費者の方が求めている情報は、水に溶解して浄水場では除去できない極小サイズのイオン化した放射性物質が除去できるかどうかが、真に知りたい情報なのであって、汚染地域の湖沼から採水した水に含まれる大きな塊状(大きなといっても微粒子ですが)の放射性物質が除去できたとか出来ないとかの話とはかなり乖離があります。

水に溶解してしまった放射性物質を除去できる可能性が有る浄水器なのか?全く除去できない浄水器なのか?について実は簡単な実験で確認する事が出来ます。

ここで除去できる「可能性がある」浄水器と書いたのには理由がありますので、それについては後ほどご説明します。

話を戻しますがTDSメーターで原水と浄水の不純物濃度を比較すれば、浄水器の性能は一目瞭然、浄水器の性能を判定する事が出来ます。

結論としては、浄水のTDSメーターの数値が原水より下がらない浄水器は、例えどんなデータを並べ立てようとも、水に溶解してイオン化した放射性物質を除去する能力が無いと言えます。

一方でTDSメーターの数値が下げられる浄水器は水に溶けてイオン化した極小の放射性物質を除去する事が可能です。

TDSメーターで何を計測しているのかというと、それは水の電気抵抗、電気の流れる量です。不純物の無い純水は電気抵抗が高く、殆ど電気を流しませんが、水に溶解した不純物が多くなると電気が流れる様になります。

水に溶けて小さくなった不純物はイオンとなり+または-の電荷を持って水中に溶けています、この不純物イオンが電気を流す仲立ちをする訳です、放射性物質となったセシウムやストロンチウムなども水に溶ければ当然イオンとなりますから一般的な不純物イオンと同様、TDSメーターにカウントされます。

放射性物質だけを計測している訳ではありませんが、放射性物質が溶けて水道水に含まれているとすれば当然、TDSメーターの数値に反映されますので、TDSメーターの数値が下げられない浄水器は水に溶けた放射性物質を除去する能力が無い訳です。

水に溶けきらない大きな粒子の放射性物質があるとしても、大きな粒子ならば浄水場で殆どが除去されるはずです。問題となるのは浄水場で分離除去出来ない、イオンまで溶解した極小サイズの放射性物質なのです。

TDSメーターは弊社販売価格でも¥5,250-、電池式で何回も測定出来ます、TDSメーターを利用する事により浄水器の除去性能をいつでも確認する事が出来る訳です。
浄水器にそれなりのコストを掛けるのであれば、TDSメーターの¥5,250-は決して高額では無いと思います。

TDSメーターの数値を下げられる程の除去性能を持った一般的な浄水方式は何かと言いますと、「逆浸透膜方式」「蒸留式」「イオン交換式」の3通りです。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 19:44 | コメント (0)

2012年03月09日

トリチウムは逆浸透膜浄水器でも除去できない?

トリチウムは三重水素の事でして、通常の水素原子の原子核が陽子1個で構成されているのに対し、トリチウムの原子核は陽子1個、中性子2個で構成されています。

半減期約12年、β崩壊により電子を放射線として発します。

正常な原子炉からも日々放出されている物質だそうです。

自然界では水分子の形態をとるため、逆浸透膜浄水器、蒸留、イオン交換等いかなる浄水方式でも分離は不可能だと思われます、非常にやっかいな放射性物質です。

但し、放射線のエネルギーが非常に小さいので透過力が殆ど無いのが救いですが、水分子だけに人体の至る所へ入り込む余地が有り、あまり楽観してはいけないのかもしれません。

もう一つの見方として、他の放射性物質の様に水に異物が溶けるのでは無く、水そのものですから、拡散速度は恐らくとても速く、一定点で高濃度の汚染に曝される事は無いのではと考えます。

トリチウムの情報は殆ど耳にしませんが、震災直後や現状の検出量の推移のデータがあれば見てみたいです。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 17:38 | コメント (0)

2012年03月01日

放射性物質を活性炭の浄水器で除去できますか?③

日本放射線安全管理学会 活性炭」で検索すると資料が出てきました。

資料内容を見ると主に雨水を採取してポット型の浄水器で除去性能試験を行っています。これは水道水とかなり前提条件が異なってしまいます。大気中に放出された放射性物質は塵に付着して粒子の大きな塊で雨水に混入しています。

大きな粒子の放射性物質は浄水場の擬集沈殿で大部分が除去されますから、今回の様に水道水から放射性物質を除去したいという観点からのデータとしてはあまり意味が無いでしょう。

この資料の中にもある日立市の雨水:6980ベクレル 浄水場の水19.8ベクレル(いずれもヨウ素131)をみても浄水場で大部分が除去されています。

それでも尚、水道管まで残留するのは水に溶解してイオン化した放射性物質ですし、一般のご家庭で除去したい放射性物質の状態は正にイオン化した放射性物質ですので雨水に含まれた大きな粒子の放射性物質が高率で除去できたから一般的な家庭用浄水器が有効であると断じる証拠にはならないでしょう。

放射性ヨウ素、放射性セシウムの除去が出来るのならば通常のヨウ素イオン、セシウムイオンは当然除去出来るはずですから、ヨウ素、セシウムの溶液で除去性能試験を行った方が簡単かつ非常に近似的なデータが得られると思います。

逆に通常のヨウ素イオン、セシウムイオンが除去出来ない浄水器であれば放射性ヨウ素、放射性セシウムを除去できる通りはありません。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 09:21 | コメント (0)

2012年02月25日

放射性物質を活性炭の浄水器で除去できますか?②

先回のお客様のお話の続きです。

還元水器の営業マンから電話がきました、さて回答はと言うと、
「福島県の還元水器ユーザーの水道水に150ベクレルの放射性ヨウ素が含まれていた時に還元水器から採水した水を東京へ持ち帰って分析したところ放射性ヨウ素は検出限界(20ベクレル/kg)以下でした、という検査結果が一つあります。」

(ヨウ素は半減期が8日と短いのでその影響も考慮しなければなりませんね、その辺はどうなのでしょうか?)

「ただその後は良い結果が出ていませんが、放射性ヨウ素が除去出来たと読売新聞の記事になりました。」

(記事になったかどうかは事の真贋とは関係無いですよね、、、)

「でも150ベクレルが20ベクレル以下になったと言うことは還元水器で80%以上の除去が出来ると言う理解で宜しいのですね。」

「ええ、日本放射線安全管理学会というところで活性炭で放射性物質が除去出来るというデータがありまして当社の還元水器にも活性炭のフィルターを使用している訳ですから、同様に除去できると考えております」

(それじゃ、活性炭使っている浄水器ならみんな同じってことですねえ。実演販売の時はかなり危ないセールストークをしていた様ですが、あれを聞いた人はこの還元水器は特別優れているので放射性物質が除去できると考えてしまいますよ。)

活性炭は製造行程で調整する事により鉛など重金属の吸着に優れた性能を持ちます、活性炭のトンネル孔の先の方を細くして、その細い部分で炭素と重金属の間に働く分子間力で吸着するそうですが、全てのイオン性物質に対して吸着を行う訳では無いようです。

イオン性物質全般に対して吸着効果があれば電気抵抗から測る蒸発残留物濃度に変化があるはずですが、一般的な活性炭浄水器は原水と浄水で殆ど変化がありませんから捕まえられるイオン性物質は限定的と考えられます。

それで、日本放射線安全管理学会の資料を見てみました。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 10:22 | コメント (0)

2012年02月23日

放射性物質を活性炭の浄水器で除去できますか?①

浄水器のメンテナンスにお伺いしたお客様からお聞きした話なのですが...

近所のホームセンターで還元水器の実演販売をしていて「この還元水器に使用しているフィルターで放射性物質も除去できます!」と営業マンのセールストークを耳にしたお客様のご親族が、化学分野に明るいお客様にご相談されたのだそうです。

お客様ご自身は逆浸透膜の浄水器をお勧めしたかったのですが、還元水やアルカリイオン水を信望しているご親族には勧めがたく、じゃあその会社のHPを見て調べてみるよと、HPを見ても放射性物質除去に関する記述が見つかりませんでした。

営業マンが口を滑らしているだけなのかなと思われたそうですが、ご親族からの依頼ですから正確なところをお答えしようと電話をしてみたそうです。

受付の女性に率直に尋ねたところ、「放射性ヨウ素が除去できたというデータが一つありますが、その後の検査では良い結果が出ていないので...」~~~ハッキリしない回答です。

「放射性ヨウ素は半減期が短いので影響度から考えると、セシウム、ストロンチウムなどの除去が可能かどうかのデータはありますか?」

「そちらの詳細につきましては営業の詳しい者から折り返しお電話させて頂きます」

回答の電話を待つことにされたそうです、お客様ご自身の見解としては水に溶解してイオン化した物質を活性炭で分離する事は難しいのではないかとお考えでしたが、一方で溶解性鉛を吸着する活性炭もあるので物質によっては有る程度吸着できるのかもしれないと...また還元水器の電気分解の過程でイオンを分離する様な技術でもあるのかなあ...と思いながら電話を待ったそうです。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 15:11 | コメント (0)

2012年02月07日

放射性物質は殆ど除去できます!

昨年の震災から11ヶ月が経とうとしています、年に1回の浄水器の定期メンテナンスへお伺いするお客様はまだ震災後、初めてお会いする方が多いのです。

そんな中「放射性物質は浄水器では除去できないってTVで言ってたので...逆浸透膜浄水器でも除去できないと思ってました。」とのお声をよくお聞きします。

お電話下されば良かったのにと思う半面、3月末当時だとアクアカルテックへの電話自体が、なかなか繋がらない状況でしたので、申し訳ありませんでした。

TVニュースが言う、浄水器では放射性物質は除去できない、は浄水器の中に逆浸透膜式や蒸留式が一般的な浄水器のカテゴリーに認識されていないと言うこともありますし、日本で大手メーカーが扱う浄水器は精密濾過膜+活性炭の浄水器ですから、この方式では溶けてイオン化した極小の物質は除去できずに100%通過してしまいます、ですので日本の浄水器事情を鑑みるに「浄水器では放射性物質は除去出来ない」と言ってしまった方が安全側の報道となるでしょう。

逆浸透膜浄水器など一部の浄水器が放射性物質を除去できると、あっちこっちで言ってしまったら、ボトルウォーターの購入もままならなかった当時、もっと大きな騒ぎになってしまったでしょう。

もう一つはTV局の大スポンサーである企業の浄水器が放射性物質を除去出来ないのに、主に中小企業が扱っている逆浸透膜浄水器が放射性物質を除去出来ると大声で報道したらスポンサーへ不義理をする事になります、これは一般的な番組だけはなく、報道も同様だと思います。

放射性物質に対しての説明が少し弱いのではないか、いや、逆にそこに信頼を感じる、などお客様から両方のご意見を頂きます。

放射性物質と一括りにしてしまうと放射性物質の種類は元素の種類と同様、非常に多くの種類がありますので数種類が高率で除去出来たからと言って、その他多くの種類に同じように当てはめられないケースも予想されます。

水分子を構成する酸素や水素、また、逆浸透膜を有る程度通過する溶存した二酸化炭素を構成する炭素にも放射性同位体はあります、酸素の場合、70秒位と非常に半減期が短いのなど余り問題にならない元素ですが。

原発事故由来の金属系の放射性物質は逆浸透膜浄水器で除去しやすい物質のようです。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 09:31 | コメント (0)

2012年01月22日

スギ花粉と放射性物質

林野庁から今年のスギ花粉のkg当たり最高で25万ベクレル超える放射性物質が含まれる可能性があると発表された様です。

花粉症ではない方も今年はマスクなどの対策をした方が良さそうです。

1kgのスギ花粉が1秒間25万回以上放射線を発するのは尋常では無いと思いますが、スギ花粉1kgが実際にどのくらいのボリュームなのか、ちょっと想像がつきません、大気中に漂って人体が吸い込む花粉量や髪や衣服に付着する花粉量が何グラム位なのかが解れば、どのくらい警戒すべきなのか心構えができるのですが。

大気中でのスギ花粉の存在量が非常に希薄であれば影響も少ないと考えられますが、申し訳ありませんがスギ花粉についての知識が足りません。

東京都でも奥多摩はかなりの量の放射性物質が降りました、これからスギ花粉シーズンになって空間放射線量が増加する様であれば、相応の対処が必要になるでしょう。

また武田邦彦教授は全国に拡散している汚染瓦礫を処理する際の焼却煙によって大気に拡散する放射性物質増加の懸念を指摘されています。

いずれにしてもお子さんへのマスク着用、ジャンパーなど外出着の玄関での着替、帰宅後、速やかなシャワー入浴を心がけた方が良さそうです。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 16:56 | コメント (0)

2012年01月12日

ストロンチウムの除去について

「ストロンチウムは水分子より小さいから逆浸透膜式の浄水器でも除去できない。」という情報がメディアに流れ、ご心配されているユーザー様がいらっしゃいました。

結論から申し上げると、ストロンチウムの除去も他の金属イオン同様、逆浸透膜浄水器で除去することが出来ます。

そもそも水分子の大きさと比較してという話は逆浸透膜浄水器の性能の高さを分かり易い様に表現しただけであって、逆浸透膜の分離メカニズムは単にフィルター口径の問題だけではありません。

水に溶けてイオンとなった物質は原子単体と同様の極小状態となります、その大きさについては、かなりの種類の物質が逆に水分子より小さいのではと思います(原子半径のとらえ方は数種類ありイオン状態の原子半径も電子軌道の増減により変動すると思います、不勉強ですみません)。

昨年末、弊社サイトの閲覧者の方から貴重な情報提供を頂きました、米国で20年以上前に低濃度放射性物質が混入した水を逆浸透膜で浄水実験したレポートが存在し、その中にストロチウムの除去データも含まれているとの事です。

家庭用浄水器に比較すると逆浸透膜の容量や加圧条件は異なりますが基本的な浄水メカニズムは変わりません、このデータでストロンチウムに対して95%以上の除去率ですから、家庭用の逆浸透膜浄水器でも同様の除去性能を裏付ける資料と考えて良いと思います。

専門的な英文ですので翻訳ソフトで和訳するのは少ししんどいのですけどご興味のある方は以下PDFをご覧下さい。
米国エネルギー省のホームページです。

貴重な情報提供を頂きまして本当に有り難うございました、改めて御礼申し上げます。今後とも正しい情報発信の出来る企業となれる様、努力して参ります。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 08:49 | コメント (0)

2011年12月05日

放射性物質と言っても色々あるので...

お客様からお問い合せの電話で、「アクアカルテックは何故、他の逆浸透膜浄水器メーカーの様に放射性物質除去を前面に宣伝しないのですか? 逆にその落ち着いた感じが信頼できるような気もしますが...」

このお客様の感想は直感的に本質を捕らえていらっしゃる様に思います。善意の情報発信と宣伝として、つまり利益を得るための情報発信の差を読み取っているのではないでしょうか。

弊社で放射性物質除去を大きく宣伝しないのは、それについてのデータが少ないということです。

原発事故初期のヨウ素、セシウムについては推定値と弊社を含め、逆浸透膜浄水器メーカーが行った、フィールドテストの結果に乖離が無く、逆浸透膜式の浄水器で除去出来ると判断しています。

例えばデータの少ないストロンチウムなどについても水に溶けてイオンとなる物質ですので、同様に高い除去率が推定できるのですが、放射性物質と一括りにしてしまうと、中にはテルル、プルトニウムなど多くの種類があり、その中には水に溶解した時の物性が、一般的なイオンと異なる性質を示す放射性物質もあるかもしれません。

逆浸透膜式の浄水器が放射性物質に対して非常に有効な浄水器である事には確信を持っておりますが、浄水器メーカーとして放射性物質全般に対してオールマイティに効果を持つような表現をするには、まだまだデータが少ないと考えています。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 08:58 | コメント (0)

2011年11月14日

低い放射線量

浄水器の取付工事やメンテナンスにお伺いして話題となるのは、やはり原発からの放射能汚染です。現在の弊社ユーザー様の意識は逆浸透膜浄水器によって水からの放射性物質を除去して内部被爆を少しでも減らすことに向いています。

一度に大量の放射線を浴びれば即ち生命の危機となりますが、低い放射線量を長期間、浴び続けることに対してのデータは広島、長崎の原子力爆弾で被爆した人々の7万人位だと思いましたが追跡調査記録があります。

但し、このデータも原爆投下後、5年経過してからのデータである事、福島原発に比較すれば恐らく放射性被爆の持続時間等が短く、現在の状況に完全に重ねる事は出来ないのだと思います。

放射性被爆に慎重な立場の識者は年間1ミリシーベルトを守るべき、これは影響が明確で無い事象に対して、より安全側に配慮するのは、出来うるのであれば当然のスタンスだと思います。

一方で放射線被曝の人体への影響を低く見積もろうという立場の方は年間100ミリシーベルト以内なら、明確なガンの発生率の上昇等は確認出来ない、酒や煙草よりも害がないと言います。

明確に判断出来ない事象であれば、自分はともかく子供はより安全側を歩かせたいと考えるのは普通の親御さんだと思います、子供は酒も煙草も嗜みませんから。

低放射線量被爆の人体への影響は基本的に晩発生ですから、10年、20年経過して罹患したとしても、その時には何が原因であるのか判らず、放射線との因果関係を立証する事は出来ないでしょう。

広島、長崎のデータから読み取れる事は放射線量がどんなに低くても、被爆量が僅かに上がれば、その分、僅かに放射線が原因と見られる疾病の罹患率が高まり、ここまでなら大丈夫という閾値が放射線についてはとれないという事です。

それを僅かな差だから無視して良い、気にしても仕方がないと考えるのか、出来ること考えて実践して行くのかは人により、置かれた環境により判断の分かれるところでしょう。

現在、私の住んでいる場所付近で公表されている空間放射線量は平常時0.02マイクロシーベルトの約2倍の数値を示しています。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 18:20 | コメント (0)

2011年11月13日

放射線の実態②

大きく4種類に分けられる放射線の中でα線、β線、中性子線は実態のある粒子が飛んでくるのに対し、γ線は実態の無い(光子(フォトン)と考えられている)電磁波です。

電波や光の伝搬でもわかるように質量を持たない電磁波は遠くまで到達し、振動周波数が非常に高く、強いエネルギーを持つγ線は強い透過力を持ちます。γ線を遮蔽するにはコンクリートなら50cm以上、鉛でも10cm以上を必要とします。

γ線が人体を貫通する際に細胞のDNAに衝突するとDNAを構成している2重らせんを構成している塩基を傷つけてしまいます。

1対の塩基のうち片方が損傷されても99%以上の確率で修復され、両方の塩基が損傷しても90%以上の確率でDNAは修復されるそうです。

DNAは細胞の設計図ですから損傷したまま細胞分裂が始まると、その細胞が癌化してしまう恐れがあります、その場合は細胞事態が分裂しないように自殺するようになります。

それでもDNAの修復や細胞自殺が間に合わずに癌が発生した場合は免疫細胞が癌細胞を攻撃して消去する、このように人体では放射線に対して何重にもガードがかけられています。

原発事故以前の自然界でも、もちろん低量ではありますが放射線は常にあり生物は放射線と戦い続けています。

ですが、放射線量が増えれば生体のガード機能が追いつかずに癌が発生してしまう確率が高まる訳です。特に若年層においては細胞分裂の速度が速い為、DNA修復が間に合わずに細胞分裂が始まる確率が高くなります。

これが若年層は、より放射線を避けなければならない理由です、特に妊娠初期の胎児は爆発的に細胞分裂をしてますので要注意です。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 10:32 | コメント (0)

2011年11月11日

放射線の実態

放射線を発する物質を放射性物質、放射線を発する能力や放射性物質そのものを表す意味で放射能という言葉が使われます。

放射線は大きく分けて4種類ありまして、α(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線、中性子線とあります。

α線はヘリウム原子核(陽子2個+中性子2個)が飛んできます、質量の大きな粒子ですから人体の細胞に当たれば被害は甚大です。ただ粒子が大きいので紙1枚でも遮蔽できるとされていますから、外部被爆の影響は小さく、問題となるのは呼吸などでプルトニウムを吸い込んだ時に肺に留まり、肺細胞が攻撃される内部被爆が問題となります。

β線は電子が飛んできます、電子は陽子や中性子に比較すると1800分の1位の質量ですから、比較的、軽量な粒子ですが、実態のある粒子ですので傾向としてはα線に近いそうです。数ミリのアルミ板で遮蔽可能です。

中性子線は中性子粒子が飛んできますので質量も大きくα線に近い様です、中性子爆弾という兵器がありますが建物は壊さずコンクリートなどを透過した中性子粒子によって生物だけを破壊する兵器です。中性子は実態のある粒子ですが電荷を持たないため、放射線中、最大の透過力を持っています。

これらの放射線と異なり、γ線は実態の粒子がありません、エネルギーだけの電磁波です。電磁波は光子(コウシ)という粒子で構成されていると予想されていますが光子の実態はまだ確認されていません。

電磁波となるとラジオ、TVの電波、光、可視光線、なども同じカテゴリーになりそうですが、その通りです。

放射線と電波、可視光線の違いは振動周波数の違いでしかありません。放射線は振動周波数が大きく=大きなエネルギーを持ち、電波は振動周波数が小さく=エネルギーが小さいという違いです。

可視光線の中でも赤色はエネルギーが小さく、紫色はエネルギーが大きくなります。紫外線の先へエネルギーの大きな電磁波を追ってゆくとX線、さらに放射線のγ線領域となります。

紫外線を過度に浴びてはいけないというのは紫外線の振動周波数が大きくエネルギーが大きいからです。エネルギーが大きくなるほど、透過力も強くなり人体への影響も大きくなります。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 19:38 | コメント (0)

2011年10月28日

放射性物質とTDS値の関係

逆浸透膜浄水器の放射性物質についての除去試験データは半減期の非常に長いラジウムを除くと公式なデータは見あたりません。弊社含め、逆浸透膜浄水器メーカーが今回の原発事故で汚染された水、水道水などで除去性能試験を行った結果は、全て検出限界以下と理論値を裏付ける結果となっています。

ここで放射性物質も水道管まで流出している物質はイオンとなって水に溶解していますので、当然一般的な不純物と同様、+又は-の電荷を持ちます。電荷を持つイオンは電気を運ぶ仲立ちをしますので、逆浸透膜浄水器の除去能力を計測するTDSメーターにもカウントされます。

(TDSメーターは溶液に浸けた電極間を流れる電流量をppmに換算して表示します)

例えば原水の水道水のTDS値が100ppmと表示されれば、現在も原発から放射性物質の塵が放出されている状況下では数ppmなのか、それ以下なのか放射性物質も含まれていると考えられます。

浄水器通過後のTDS値は5ppm位まで低下します、逆から話すとTDS値を下げられない浄水器は水に溶けてイオン化した放射性物質を除去する事が出来ないと考えられる訳です。

投稿者 aqua : 08:45 | コメント (0)

2011年09月30日

放射性物質が99%除去できる浄水器?

他社のホームページをご覧になったお客様、「放射性物質が99%除去出来ると書いてあったんだけど?」と疑問を弊社へお寄せ頂きました。フィルムテック社などの膜メーカーの資料などから弊社では逆浸透膜浄水器の除去率を概ね95%と回答しています。

放射性物質は日本の法律でその管理を厳格に規定され、やたら移動すら出来ない物質ですから公式なルールに従った浄水器の除去性能試験を行う事は非常に難しい状況にあります、これが放射性物質に関する浄水器除去率の公式データが見あたらない理由です。

そうなると実際に放射性物質が検出されている場所で採水して、その原水と浄水器を通過した浄水を分析センターで計量試験を行う、いわゆるフィールドテストによって除去性能の確認を行う事を私どもを含め逆浸透膜浄水器の各メーカーは行っている訳です。

原水の放射性物質が100ベクレルで浄水の計量結果が「検出限界以下」で検出器の計量下限値が10ベクレルと仮定すれば、実際には10ベクレルは存在せずに3ベクレルかもしれませんが、除去率の表示としては(100-10)/100=90%以上となります。

ここで原水の放射性物質濃度が非常に高く、1000ベクレルを超えるような場合に浄水が「検出限界以下」となれば除去率の表示は(1000-10)/1000=99%以上となります。

家庭用逆浸透膜浄水器に使用される逆浸透膜は原水に淡水を使用することを前提としていますので不純物濃度が基本的に低い水を対象として浄水に5%程度不純物が残留します。これが有る程度高濃度になった場合でも浄水に残る不純物量があまり変動しない範囲があります。

不純物の種類にもよりますが、ある幅の範囲であれば原水の不純物量が多いほど、結果的に浄水器の除去率が上がる事になります。長期的には不純物量の多い水は膜表面に堆積物を造り目詰まりを起こしやすい傾向にあります。

つまり原水の不純物濃度が高い場合は除去率99%の結果もありうると言うことです。

但し除去率は水圧などに依っても変動しますので、原水圧に依らず安定した除去率を得たい場合は電動増圧ポンプが必要となります。

水道水に使用される一般的な河川水は不純物濃度100ppm前後の淡水です、弊社の経験値からは概ね95~98%が逆浸透膜浄水機の除去率となります。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 09:28 | コメント (0)

2011年08月26日

放射性物質の除去

放射性物質にも色々な種類が有るわけですが、現状大量に放出された放射性ヨウ素と放射性セシウムの内、放射性ヨウ素は半減期が8日と非常に短く、飛散した放射性ヨウ素も殆ど無くなっている勘定ですから、今気を付けるべき放射性物質としてはセシウムとなります。

お客様から頂くご質問にはストロンチウム、ウラン、テルルなどの除去は出来るのか?と言ったご質問があります。これらの物質について、浄水器の除去性能データは世界中に存在しないと思われます。

除去できるのか?とのご質問の答えは「除去できない理由が無いと思います」となりますか、逆浸透膜浄水機の除去メカニズムは物質が水に溶ける事を利用しています。

物質が水に溶けるとは水分子と水和して(水分子がくっついて)、沈殿する事無く水中に留まる事です。
これは物質が溶けて自然界での最小の状態、イオンとなると大きさは原子1個と同様で、+か-の電荷を持ちます。

この電荷に水分子が吸い付きます、逆浸透膜は物質に水分子が取り付く事により分離して行きます。浄水場では擬集沈殿を行い、活性炭処理をしていますので、水道水に放射性物質が残留するとすれば、完全に水に溶けてイオンの状態で存在する放射性物質です。

水に溶けてイオンの状態となる物質が対象であれば逆浸透膜浄水器に取っては除去しやすい物質となります。イオンが放射性物質であっても水中での振る舞いや水分子の水和する性質は変わりませんから「除去できない理由が無いと思います」となります。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 17:26 | コメント (0)

2011年07月22日

放射性セシウムと逆浸透膜浄水器

牛肉から国の暫定基準値を超える放射性物質が検出されました、それに伴いお客様からのご質問にも放射性セシウムは除去出来るのか?とのご質問も増えてきました。放射性セシウムは半減期が長く放っておいても消えてくれません。

逆浸透膜の分離メカニズムから考えれば水に溶けてイオンの形態となって電荷を持つ物質は概ね95%位の除去率となり、これはセシウムに限らず、ヨウ素、ストロンチウムについても同様です。日本の浄水場では高度浄水処理として活性炭濾過を採用している所も多く、大きな粒子の放射性物質が流出する可能性は低く、問題となるのは水に完全に溶けてイオンの状態となった放射性物質です。

イオンは原子1個とほぼ同じ大きさですから自然界では一番小さな形態となります。塩粒を放射性物質の大きな粒子とすれば水に溶けた塩がイオンとなった放射性物質です。

水に溶けた塩を回収する方法としてはイオン交換樹脂での吸着、蒸留、そして逆浸透膜での分離が考えられます。

「ヨウ素についての情報整理」天羽優子准教授(山形大学 理学部物質生命科学科)

それにしても日本の暫定基準値500ベクレル/kgと言うのは異常に高い基準と感じます。先日、見るとはなしにテレビを見ていたらNHKでチェルノブイリのその後を放送していてロシアの基準値は100ベクレルとなっていました。

日本で暫定基準値以下でした、との表示では私は選ぶことが出来ません、暫定基準値以下で何ベクレルであったのかが表示されて初めて、「私は食べても、子供には避けたい」「私も子供も食べられる」かが判断出来ます。

明確な情報を出さない事が風評被害を招いています、福島に近い産地の食材でも低い数値が確認されたものなら選択出来るのですから。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 09:32 | コメント (0)

2011年05月02日

浄水器のフィルターに放射性物質が蓄積されませんか?

「浄水器のフィルターに放射性物質が蓄積されませんか?」とご心配されるお客様からご質問を頂きました。これはインターネットの記事の中に放射性物質を除去できる浄水器は内部に放射性物質を溜め込んでしまう危険があると紹介されていたのをご覧になられての様です。

確かにイオン交換樹脂などで放射性物質を吸着すれば、その様な危険性についても配慮しなければならないのかも知れませんが、逆浸透膜浄水器の場合は分離膜ですので、スポンジ状のフィルターがゴミを引っかけて貯めて行く様な仕組みとは異なります。

原水から30~35%位の水分子を分離膜から通過させて浄水を造り、残りの放射性物質等、不純物を含んだ水は排水として連続的に浄水器の外へ排出、下水管へ流してしまいます。

逆浸透膜浄水器はフィルターへ放射性物質を貯める事はありません。

例えば粒子の大きな放射性物質が水道水中に存在するとしたら逆浸透膜手前に配置されているゴミ取りフィルターや活性炭フィルターに蓄積される恐れがありますが、大きな粒子の不純物は浄水場での擬集沈殿や活性炭濾過で取り除かれ、水道管まで流出する可能性は極めて低いでしょう。

浄水場から流出して問題となっているのは水に溶けてイオンの状態になって存在している放射性物質です。これは単原子と同様の大きさですから自然界で一番小さな状態の物質となり、活性炭や精密濾過膜など通常の浄水器のフィルターは通過してしまいます。

逆浸透膜浄水器でもプレフィルターは通過してしまい、逆浸透膜で分離され、排水として浄水器の外へ捨てられて行きます。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 12:22 | コメント (0)

2011年04月07日

放射性物質と浄水器③

保育園の弊社浄水器ユーザー様より水道水の放射能測定データを頂きました。

先般の水道水放射性物質混入の報道を受けて、保護者の方に安心して頂く為、いち早く水道水と弊社浄水器の浄水を財団法人日本分析センターへ持ち込み分析試験を行なわれました。

結果は水道水で67ベクレル検出された放射能が逆浸透膜通過後の浄水では検出限界以下=検出していない、との結果となり逆浸透膜浄水器が放射性物質にも有効と判断出来ます。

以下分析試験概要です。

1.環境試料の放射能測定
2.分析項目 γ線スペクトロメトリーによる134Cs 137Cs 131Iの定量
3.分析方法 分析試料をU-8容器に詰めて、測定試料とした。
4.測定方法
  (1)ゲルマニウム半導体検出器を用いて、測定試料を1,800秒間測定し、放射能濃度を算出した。
  (2)測定機器 ゲルマニウム半導体検出器

水①水道水 
134Cs「検出限界以下」137Cs「検出限界以下」131I(ヨウ素)「67±5.5」

水②浄水 
134Cs「検出限界以下」137Cs「検出限界以下」131I(ヨウ素)「検出限界以下」

以上は連続した透明性を持った浄水器の性能試験ではありませんので公信力のある性能試験ではありませんが、理論的には放射性物質の除去が可能と判断していた弊社の考えを裏付ける結果の一つとなりました。

浄水器の除去性能試験は第三者の監視下で連続した透明性が保たれなければ、公に表示出来る様なデータとなりえませんので、弊社では試料水だけを提出して分析試験を行う意向は持っていませんでした。

本来たとえ公信力がなくとも行える試験をして、ユーザー様を安心させなければならないのかとも考えましたが、弊社浄水器のユーザー様から逆に分析結果を頂いてしまいました、深く感謝申し上げます。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 20:29 | コメント (0)

2011年03月30日

放射性物質と浄水器②

先週、水道水から放射性物質が検出されて以降、お問い合せの電話が鳴りやまない状態でしたが、月曜日になって少し落ち着いてきたようです。

放射性ヨウ素、放射性セシウムについての除去データが無い以上、明確なお答えが出来ないと言うのが私どもスタンスですが理論的には通常のヨウ素、セシウムに近い除去率が推定される訳です。

今回の件で米国の弊社技術アドバイザーから米国の公的機関EPA(United States Environmental Protection Agency)へ電話による問い合わせをして頂きました。

EPAによると「放射性ヨウ素、放射性セシウムにつての除去性能データは世界中どこにも無いはず、その理由の一つとしてとしては放射性物質には半減期があり、浄水の放射性物質の低下が浄水機能によるものか、半減期によるものか、それを区別する方法が無く、検査方法が確立していない。」

「但し水中に溶解した放射性物質に対して対応出来る浄水器方式は逆浸透膜式もしくはイオン交換となる。」

以上の見解についてEPA記事です。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 08:35 | コメント (0)

2011年03月18日

放射性物質と浄水器

福島原発問題の不安から「逆浸透膜浄水器で放射性物質は除去できるのか?」とのご質問を多く頂いています。

放射性物質は放射線を発生しながら自己崩壊して安定した状態になろうとします、放射性物質が体内に入ると身体の内部から長時間被爆し続ける事になります。

さてこの放射性物質ですが基本的には金属が水に溶解している状態なので他の金属類と同様95%位の除去率が期待出来るのかと思えそうですが、米国カリフォルニア州で行われた逆浸透膜浄水器のデータシートには放射性物質ラジウム226/228の除去性能試験結果があります。

この試験結果によれば逆浸透膜浄水器でのラジウム226/228の除去率は80%となっています。他の金属類から比較すると15%程低い値です。

逆浸透膜の除去メカニズムは不純物に対して水分子が取り付き、取り囲む事によって不純物+水分子(1~数個)で不純物の構成半径を大きくする事で水分子との大きさを変えて分離していますが、放射性物質は他のイオン性物質と異なり、水中でも安定状態では無いため水分子の取り付き状態にバラツキがでる分、除去率が下がるのではないかと思われます。

ヨウ素、セシウムについてはより水に溶解しやすい物質なので逆浸透膜の分離除去メカニズムからは相性の良い、除去しやすい物質と言えます。

普通のヨウ素、セシウムについては98%以上の除去率とのデータがありますが放射性ヨウ素、放射性セシウムについての試験データは見つかりません。水道水に放射性物質が混入することを想定していないので検査方法についても確立していない様です。

放射性ヨウ素、放射性セシウムについては通常のヨウ素イオン、セシウムイオンに化学関連の方のご意見を総合すると放射性による除去率の低下を踏まえても95%程度の高率除去が推定されます。

安全な水、美味しい水で浄水器を選ぶならアクアカルテックの逆浸透膜浄水器

投稿者 aqua : 08:59 | コメント (0)